
2007年11月15日 ゆとり教育は平成22年まで?
2007年10月30日、中央教育審議会教育課程部会は、平成23年度実施予定の次期学習指導要領についてのまとめを大筋で了承しました。
授業時間だけを捉えると「総合学習」の大幅削減が認められ、国語、算数など主要教科は小学校で約10%増えることになりそうです。
この「まとめ」では「ゆとり教育」の反省として、学習指導要領の理念を実現するための具体的な手立てが必ずしも十分ではなかった点を、次の5つの課題として挙げています。
①これからの子どもたちに「生きる力」がなぜ必要か、「生きる力」とは何か、ということについて、文部科学省と学校関係者や保護者、社会との間に十分な共通理解がなされなかった
②子どもの自主性を尊重する余り、教師が指導を躊躇する状況があったのではないか。
③各教科と総合的な学習の時間との適切な役割分担と連携が必ずしも十分に図れていない。
④現在の小・中学校の必修教科の授業時数は十分ではない。
⑤社会の大きな変化の中で家庭や地域の教育力が低下したことを踏まえた対応が十分ではなかった。
ゆとり教育の終焉でしょうか。減り続けてきた授業時間は30年ぶりに増加します。
小学校の授業時数は6年間で現行より278時間増えて5645時間、中学校は3年間で105時間増え3045時間となります。
週当たりの時間割にすると、総合学習を現行の週3~4時間から1~2時間削減した分、国語、算数など主要教科や体育を増えることになります。
小1の場合、現在は週3日だった5時間授業が毎日になり、国語、算数が1時間ずつ増え、5、6年生では週1時間の英語活動も始まります。
中学でも主要5教科と体育が増え、特に英語は全学年で週1時間ずつ増えて週4時間に。
実施は平成23年から。いまの小学2年生が6年生に上がる頃です。



